糖尿病と歯周病の関係とは？
★当院の院長は日本糖尿病協会登録歯科医です★
★医科と連携した糖尿病治療が可能です★
糖尿病と歯周病は互いに関係していることが分かってきました。
糖尿病の人は、健康な人に比べると歯周病になる可能性が2～3倍高く、また進行が早く治るのも遅くなります。
糖尿病の人は唾液の分泌量が低下し、唾液中の糖分濃度が上昇します。これらが歯垢の付着と細菌の増殖を加速させ、歯周病が進行すると考えられています。
また、糖尿病になると身体の抵抗力も下がります。もちろん歯周病菌に対する抵抗力も下がるため、歯周病になりやすく、治りにくい状態になってしまいます。
糖尿病の治療にインスリンは不可欠ですが、歯周病の人は、インスリンの効きを悪くする炎症物質が歯茎の中で生成されるため、糖尿病の治療に影響が出ます。
また、歯周病により歯がぐらついたり抜けたりすると柔らかい食べ物を好むようになり栄養バランスが崩れ血糖値に悪影響を及ぼす可能性もあります。
歯周病の治療によって血糖値が改善されたという報告も多数あります。
一見、関係が無いように見える２つの病気ですが、深く関係しています。
しっかりとした予防・治療でお口の健康・身体の健康を守っていきましょう。
こんな方は要注意
- 糖尿病だと診断された・糖尿病の危険性がある
- 歯周病によって硬い物が食べられなくなった
- 糖尿病も歯周病も患っている
このように治療します
糖尿病も歯周病もセルフケアと受診が大切です。
歯周病治療ではお口の中から歯周病菌を減らすことが大切です。
歯周病菌が含まれている歯垢を取り除くために正しく歯みがきを行いましょう。
特に糖尿病の人は唾液中の糖分濃度が上昇しているため歯垢が付きやすい状態です。歯周病治療のためのブラッシング指導も行っていますのでご相談ください。
糖尿病と歯周病は悪影響を及ぼし合うだけでなく、それぞれの治療が互いの改善にも影響する可能性が高いと分かっています。
糖尿病と歯周病のどちらかを既に診断されている場合は、その治療を進めることはもちろん、診断されていないものについても定期的に検診を受け予防に努めてください。
