顎関節症とは?
顎関節症は顎の関節に異常が生じ、さまざまな症状を引き起した場合に診断されます。
<主な症状>
- 口を開けると顎が痛い
- 口を開けにくい
- 口の開閉時に顎から音がする
- 顎が外れやすい
上記の症状に加え、頭痛や肩こり、耳鳴りなどの症状が現れる場合もあります。
<主な原因>
- 咬み合わせ不良
- 歯ぎしり、食いしばりの習慣がある
- 頬杖をつく、うつぶせ寝をする癖がある
- 食事の際に片側だけで噛む癖がある
また、強いストレスや精神的な緊張も顎関節症の発症や悪化の原因になります。
当院では、歯型の確認やレントゲン撮影、問診などを行い、まずは顎関節症の原因を突き止めてから治療を行っています。
いきなり歯を削ったりマウスピースを入れたりすることはありませんので、ご安心ください。
こんな方は要注意
- 口を開けると顎から音が鳴る
- 口を開けようとすると痛くて開けにくい
- 口を大きく開けられない
このように治療します
顎関節症は軽傷の場合は2、3日で自然に回復することもあります。
しかし、口が大きく開かない、口を開けると痛いなど症状が進行している場合は更に悪化する可能性が高いため、早めに受診してください。
顎関節症の治療方法は原因によって異なります。
咬み合わせの悪さや歯ぎしり・食いしばりが原因の場合はマウスピースの装着や咬み合わせの調整を行います。
TCH(歯列接触癖)や頬杖・うつぶせ寝など他の癖が原因の場合は癖を改善するための生活指導を行います。
<マウスピース>
歯型を取り専用のマウスピースを作製します。
就寝中のみの装着のため、日常生活への影響はありません。
マウスピースを装着することで、顎関節のズレが改善され、歯ぎしり・食いしばりによる影響を軽減できます。
マウスピースの装着後は継続して装着していただき、4~5回程度の調整を行います。
再発を防ぐためにも、1~3ヵ月の頻度でメンテナンスを行うことをおすすめしています。
<咬み合わせの調整>
現在の咬み合わせを確認しながら、影響のある部分を削りより咀嚼しやすくなるように形を整えます。
詰め物が影響している場合は、詰め物の高さの調整も行います。